活性化NK細胞・自己活性化リンパ球療法 - 株式会社セレックス

活性化NK細胞

大量活性化NK細胞の提供

NK(ナチュラルキラー)細胞はがん細胞やウイルス感染細胞を見つけ出し、攻撃するリンパ球の仲間です。1個のNK細胞が10個のがん細胞を攻撃するといわれ、がん殺傷能力が非常に高いことが知られています。
NK細胞は血液中のリンパ球のうち約10%前後を占めますが、従来の高濃度のインターロイキン2(リンパ球を増殖させる医薬品)だけを使って増やす方法では数十ccの血液から常に10億個以上に増やすことは困難です。また、増殖のために長期に培養するとがん攻撃力も弱まることも報告されています。
当社では、遺伝子導入や特殊な試薬を使わずに、殺傷能力を維持しながら100億個以上のNK細胞の培養が可能な方法を開発しました。実際にこのようなNK細胞の投与後、血中NK活性が数倍に増加することを確認しています。

自己活性化リンパ球療法

自己活性化リンパ球療法の細胞培養技術・ノウハウの提供

手術、化学療法、放射線療法に加えて、自分のもつ免疫力を利用した自己活性化リンパ球療法が、副作用のないがん治療法として注目されています。
リンパ球は活性化させることでがん細胞を攻撃し殺すことができます。そこで、自分自身の少量の血液からリンパ球を取り出し、体外の培養装置で大量に増やして活性化させ、再び自分の体内に点滴で戻して治療します。これを行うには、専用無菌室で厳重な安全管理のもとにリンパ球を分離・培養する施設と技術が必要です。
当社では、わずか血液30ccから200〜300億個におよぶ活性化リンパ球を安全に増殖・培養させる技術を提供します。